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翌日、何とか砂利を落とした服に着替えて宿を出る。
波止場から更に沖へ向かう船に乗って、今度は三島由紀夫の「潮騒」の
舞台になった島へ。
ここは更に小さい島で集落は全て波止場に集中し、家と家との隙間が
とても狭い。向こうからリーマン君が歩いて来たら、すれ違う時に
体を横にしても私のオッパイがリーマン君の腹に当たりそうだ。
そんな状況になったらわざとケツまづいてオッパイをリーマン君の
股間にぶつけてやるのにっ!でも周りは海女さんらしきおばちゃんだらけ。
気を取り直して、波止場で貰った神島マップ通りに
「潮騒」ポイントを1人で歩く。寺田さん宅や灯台を周り、更に山道に
入って「潮騒」のクライマックスとも言える監的硝跡に行く。
ここで嵐の中若い男女がたき火を挟んで「その火を飛び越えて来い。」
と女の言葉に男がいとも簡単に飛び越えて合体してしまう場面。
三島先生、そんなに綺麗に物語進めちゃ嫌よ、男の股間がちょっと
位ヤケドしなくちゃ。と崇高な日本文学を冒涜するような事を
考えながら、建物内に足を踏み込む。
一番高い屋上部分に1人海に向かって立ってみる。10月最後の風が
ちょっと肌寒く、私の天パな髪を更にバサバサにしてくれる。
中学校の時に調度こんな感じで風に向かって立ちキメしてたら
性格悪い同級生の男子からラオウとあだ名されたことを思い出してしまう。
「愛など要らぬっ!」まんまなセリフがつい出て来てしまい、
自分が15歳のときから全く成長していない事にほとほとイタくなる。
30分程その辺を散策して、再び定期船に乗って陸の鳥羽へ戻る。
帰りの近鉄電車の中、神島マップをガン見して、リーマン君達との
バトロワイヤルを妄想して帰宅。
神島は結構お勧めだよ。