体調最悪なお陰で、ヒマさえ有れば寝まくっていて、もう相当退屈なので
日記の続きでも書いてみます。
「僕、大きな女性に見下ろされるのが好きなんです~
」と9ヶ月前に
言った言葉を鵜呑みにして、この日は12cmヒールで名古屋入りしたものの
もう白髪27歳は、FXで如何に儲けて如何に損したかを語り続け、私に
見下ろされている事すら気付いていない様子でスタスタ歩いて行く。
あんまりにも腹が立つので、ポールスミスのサンダルの踵を2回くらい
踏んずけて陰険な仕返しをする。
もう白髪27歳がやっと立ち止まったのは、タイ料理レストラン。
結構高級そう。しかし、実は私はタイ料理が嫌い。折角名古屋に
来たんだから、普通にひつまぶしか手羽先でと思ってたのに。
が、どうせここは彼が出すだろうから、そのまま大人しく後ろを付いて
行く。
二人とも酒を飲まないので、ウーロン茶で乾杯。グラスを口に運んだ時
まださっきの手コキの臭いが残っているのに気が付いて、オーダーの前に
席を立ち、トイレに手を洗いに行く。
もともとおぼっちゃま育ちのこう言うマナーには五月蝿いもう白髪27歳の
気に障ったらしい、手を洗って戻って来たらチクリと嫌味を言われる。
外では超物腰柔らかく努めているので、仕方なく大げさに謝って、
もう白髪27歳を立てて、運ばれて来た料理は全て彼の方に向けておく。
(腹が減って機嫌が悪いと見たので、先ずは食べさせて機嫌を治させる作戦)
食事中、延々とFXで失敗した愚痴とFX中毒になって睡眠不足になった
後悔と、会社の新しく赴任して来た上司の愚痴やら、9ヶ月前とは打って
変わってのマイナス要因な会話に始終、私は相槌を打つハメになった。
たかがFXでこんなに人って変わるものなのか…驚きつつも、いろいろと
煽ててみると、最終的には彼の機嫌は良くなり、携帯で自分のFXの口座の
サイトを見せてくれたり(スワップ金利で150万円ほど貯まってた
)
「この調子で行けば50歳の時点でスワップ金利だけで年収9000万円だ。」
とか言い出したり、何だかちょっとヤバい。
内心かなり引きつつもデザートになった頃、今度はもう白髪27歳が
トイレからなかなか戻って来ない。しかも、戻って来たと思ったら
またトイレに行く。本場と違って鮮度の悪い辛い揚げ物なんか
食べるからだよ…と思いつつも、デザート3口食べて「もう出ましょうか?」と促して、お会計。
店の外に出た所で「お腹が…おかしくなって、その…。」と妙に
もう白髪27歳がもじもじし出す。
フフフ、ホテルまで我慢してお歩きなさい!といよいよ私の喜ぶ状況が
来たかと思ったら、我慢する間もなく繁華街の真ん中でプープー尻を鳴らす。
道ばたで、それも彼自身の地元でスカトロになったら、今後の彼の将来に
関わる事なので、速やかにタクシーを捕まえて1メーターのホテルへと
急いでもらう。車内でもゲップとオナラの止まらないもう白髪27歳。
ホテルの部屋に辿り着くと、トイレをプウプウ音でいっぱいにしつつ
もう白髪27歳は篭城。「食中毒なら、さっきのお店に苦情の電話するよ。」と
ドア越しに声をかけたら5日振りの便通に手こずっているだけだった。
30分後、やっとトイレから出て来たもう白髪27歳。
「ああ、出るけどちょっとしか出ない
」とベッドの上でもプウプウ。
仕方なくお腹をさすってやると、今度は鬱病のクライアントが電話して来た。
右耳で鬱病クライアントのうじうじ声を聞き、左耳でもう白髪27歳の
オナラを聞き、私の名古屋の夜は更けて行った
sex?当然無しに決まっているでしょ。