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親友の家に一泊した後、衝動的に近鉄に飛び乗って三重県の海辺まで
行ってしまう。駅から徒歩2分の定期船にも更に乗り込み、波止場に
停まっている海上保安庁の船とその船員2人をガン見しながら
沖へ出航。
船から降り立った黒尽くめの中年女に島民があからさまに警戒する。
予約していた宿へ行くと、宿の人も私がかなり「いわくありげ」だと
不安そうな顔をする。全身真っ黒なのはハロウィンの為ですよ、と
デスノートのキラさながらの暗い口調で受け答え。
食事まで時間もあるので浜辺を散歩。この島は伊勢湾の内海にある
島なので波も比較的穏やかで水もきれい。砂と砂利の混じった浜辺の
端っこの方に腰を下ろして妄想開始。
私は結構色々と海辺の思い出を持っている。海外では石の上に
腰をかけていただけなのに、突然警察が来て連行されたことや
いつもは我が侭で凶暴ないとこが沖まで一緒に泳いで行って
「るーちゃん、もう帰ろうよぉ!」と水深30mの水面でマジ泣きした
顔だとか、自分で採ったウニを岩場で食べてたらそのウニ欲しさに
15歳の少年と45歳のオヤジが寄って来て、両者ともハミ玉しながら
ウニを貪っていた事やら色々とその時の情景が浮かんで来る。
その内に13歳の時に浜辺に居た同じ歳の少年の顔を思い浮かべてしまう。発育の良い私の半分しか無い体で、もう自分で起き上がれる事も無く
両親に挟まれて砂浜に居た彼。あのコ、何歳まで生きられたんだろう…
くだらない記憶まで出てしまいオナニー中止。
気が付いたら妄想しながら浜辺で寝てしまっていた。寝ている時、
どうも私は大股開きで左手を股間に乗せるくせが有る。今回も
ついうっかりやってしまい、沖を行く定期船に見られてしまったような
気がする。
浜辺で寝転がっていたせいで、全身砂だらけになり湿っぽくなる。
まさに自殺に失敗した死に損ないの風体で宿に戻る。