ソファ席の一番端っこで大人しくウーロン茶ばかり飲んで、
女の子とだけはまあ適当に喋って、時間をつぶす。
それにしても、みんなタバコを吸う
それだけでも女の価値が
下がりそうなのに、ギリギリ根元まで吸う。卑しさまで伺い知れて
ますます気分がゲンナリする
舐め太郎は私とおしゃべりする女全てに発情。それを突破口に
遊ぼうと誘って来る連れの男は…キモイ
2組20代らしきカップルが居るが、こちらは20代同士で意気投合して
私達を含めて30代以上カップルを寄せ付けないオーラを放っている。
舐め太郎的には20代と絡めば確実!と思っているようだが、この男達は
もの凄いヤバい目つきをしていて、明らかに懲役レベルの前科がありそう。
顔が端整な分、性格に残忍さが浮き出ていて、連れられて来た彼女達は
笑顔でいるものの常にこの彼の顔色をうかがって居る。可哀想だけど
こんなことに付き合っても、コイツは女なんか愛せる人間じゃないよ
汚れる前に早く逃げなさい!と言いたい所へ、また図々しいカップルが
私達に接近して来た。舐め太郎が受け答えしてしまって、そのスキに
2組はカップル席へ逃げた。
「初めてだから、選ぶのも緊張するでしょ?俺はここ10年くらいの
常連だから誰でも分かるよ。アソコのカップルはテクはいまいちだよ。
あっちは3つ星クラスだね。あ、俺?今52歳なんだけどさー、
経験人数は7000人だよ。俺に任せてよ、確実だよ。」ひぃぃぃぃ!
数字だけで背筋が寒くなるなんて初めての経験
そしてキモイオヤジの横に座る女はもの凄く誇らしげな目で私を見ている。
舐め太郎、マジで帰ろう。私は自分が思ってた程、器用じゃないし
自分に嘘もつけない。
が、「俺、絶対誰かとヤルまで帰らない
」舐め太郎、こんな所に
来てまで結果を求めるな!
つづく